モーニングスターの決算でどんなことを確認した?
モーニングスターの決算後株はホールドする?買い増しする?売る?
モーニングスターの株をなんで買ったの?
投資している株がどんな状態なのか自分でちゃんと判断したい
2023年1月27日にモーニングスターの第3四半期決算短信が発表され、株を持っている方は今後株をどうするか、様々な考えを持っていると思います。
この記事では、モーニングスターの決算時に確認したことを図を作ってまとめ、モーニングスターに投資すると決めた理由を書いています。
私は2022年後半から株式投資を始めた超投資初心者で、初めての決算を迎えました。投資情報はたくさんあって、様々な意見に流されがちです。また、株式投資に対するネガティブなイメージ(騙されるとか、大損をするとか)も多少あります。
そんな超初心者の私だからこそ、ちゃんと自分で企業の財務状況を理解し、今投資している株を今後どうするか納得して判断していきたいな、と考えています。
こんなふうに考えてる人もいるんだぁ~程度に読んでいただければ幸いです。
決算で確認したこと
2023年1月27日に発表された決算短信にならぶ数字を図にしました。
図を作る理由は、決算書を見て「わっめんどくさっ」と感じる自分の意識を和らげ、親しみやすいものにし、さらに株式投資の理解を深めよう、という魂胆です。
こんなふうに考えるひともいるのねぇ、と1つの意見として読んでください。
モーニングスター株に自分が何を求めて投資をしているか明確にする
私がモーニングスターに投資した理由は2つです。
- 今の配当利回りが維持できる
- 今後株価の成長が期待できる
みなさんがモーニングスターに投資した(する)理由はなんですか?
投資する理由を明確にすると、決算でみるポイントがわかって、世間の意見に流されず自分で投資判断がしやすくなるなぁと思っています。
モーニングスターの社長朝倉智也さんは「投資は納得が大切」と話されています。株をホールドするか売却するかを自分自身の目で確認して納得できたら、株式投資が楽しくなりそうですよね。
投資した目的に対して確認したことは5つです。
- 配当金の減配はないか
- 配当利回りは下がっていないか
- 配当性向は健全か
- 売上高と営業利益率が前年同期比でどれくらい伸びているか
- フリーキャッシュフローに影響を与えるような大きな投資計画があるか
配当利回りを維持できるか
配当金の減配はないか
第2四半期末 | 期末 | 合計 | |
2022年3月期 | 8円00銭 | 9円00銭 | 17円00銭 |
2023年3月期 | 8円25銭 | ||
2023年3月期予想 | 12円75銭 | 21円 |
減配はなさそうですね。
配当利回りは下がっていないか
配当利回り | |
2023年1月26日 | 3.72% |
2023年1月30日 | 4.50% |
配当利回りが跳ね上がりましたね。
配当性向は健全か
モーニングスターの配当性向は、2020年3月から100%越えが続いています。
一般的に配当性向の目安は50%以下、という人もいるので、健全じゃないのかな?と不安になりました。配当性向100%超えが意味するのは当期純利益を超えた金額を配当に回している状況と考えられるそうです。
しかし、モーニングスターのキャッシュフローなどをまとめた下記図を見てください。
当期純利益は十分あり、有利子負債がないため、フリーキャッシュフローから配当へ回せて配当性向が高くなっているようです。
営業キャッシュフローは毎年10億あたりを推移し安定感がある様子。
営業CF | 投資CF | 財務CF | 企業の状態予測 | ||
① | + | ⁻ | ⁻ | 典型的な「安定志向の企業」 | |
② | + | ⁻ | + | 積極的に投資をする「成長企業」 | |
③ | + | + | ⁻ | 財政難を脱出した「成長企業」 | ←2022年3月のモーニングスターはここにあてはまりますね! |
④ | ⁻ | ⁻ | + | 積極的に投資をする「ベンチャー企業」 | |
⑤ | ⁻ | + | ⁻ | 融資の返済が生命線の「不安な企業」 | |
⑥ | ⁻ | + | + | 経営改革が今すぐ必要な「不安定企業」 |
上記キャッシュフローの表を参考にすると、モーニングスターは毎年①~③のどれかにあてはまり、健全な財務状況と考えられます。
そのため、配当性向100%越えでも問題ないと考えました。
今後株価の成長が期待できるか
売上高と営業利益率が前年同期比でどれくらい伸びているか
損益計算書を参考に、前年度と比較してみました。
売上高は上昇していますが、営業利益は少し下がっています。
これはどう判断したらいいのでしょう・・・?
フリーキャッシュフローに影響を与えるような大きな投資計画があるか
モーニングスターは、今後大きな変化がありますね。
- 社名変更・・・2023年4月1日より「SBIグローバルアセットマネジメント」へ
- モーニングスターのライセンスからの返還資金をもとにアセットマネジメント事業の拡大
返還資金をもとにした事業拡大ということで、フリーキャッシュフローに大きな影響を与える様子はなさそうです。
もともとモーニングスターの売上は、アセットマネジメント事業の比率が高いです。
そのため、モーニングスターのライセンスがなくなっても売上の減少は少ないと予測していますね。
モーニングスターブランドで展開していたフィナンシャルサービス事業は、ブランド名の変更をして内容は継続するとのこと。新ブランド名「ウェルスアドバイザー」に変わることの影響はどれだけあるのか・・・。
結果モーニングスターの株をホールドしておく
【 モーニングスター株に投資した理由 】
- 今後株価の成長が期待できるか
- 配当利回りが維持できる
この理由が継続できるかを振り返ります。
今の配当利回りが維持できるか?
配当金の減配なし、配当利回り低下なし、配当性向100%越えだが財務状況は健全のため、今の配当利回りは今後も維持できる(または高くなる)と考えました!
今後株価の成長が期待できるか
売上高は伸びているが営業利益が少し下がっていてよくわからないのが正直なところ。
モーニングスターブランドがなくなることの影響は未知だが、もともと売上比率の高かったアセットマネジメント事業を返還資金を使って拡大していくことはマイナスにはならない・・・かも?
という判断で、そのまま持っていることにしました。
2022年1月30日の時点で、株価が一気に上がったので今後成長株と考えて買われているのでしょうか?
私は初めての株式投資の勉強の一環なので、追加で株を買うことはせずに、このまま企業の大きな変化(社名変更や事業拡大など)による様子を株価とともに確認していこうと思っています♪
モーニングスターの株主優待について思うこと
モーニングスターの株主優待は2つあります。
- 自社サービス無料購読クーポン(株式新聞Web版)6カ月分(26.400円相当)500株以上で12カ月分(52.800円相当)
- 2.500円相当の仮想通貨「XRP」
株主優待制度と配当を合わせた利回りは、1月27日の時点で、100株保有時の場合は66.94%と高水準とのこと。(ダイヤモンドZAI ONLINE記事参照)
仮想通貨については、正直言って「怖い」の一言です。暗号資産ともよばれますよね。「暗号」とか、名前からしてあやしさを感じますし、「仮想」とか、実態のない怪しげな印象を持ちますし!(偏見かもしれませんが、あくまで一個人の意見です!)もっと明るいしっかりしたイメージの名前にすればいいのになぁ~。
株主優待で株を選んだわけではないので、優待でもらえるリップルについては、優待獲得をするための口座こそ開きましたが、放置です。おいおい勉強して手をつけることがあるかもしれませんが。
そもそもモーニングスターの株を買った理由
株式投資を始めるにあたり、参考にした著書の1つが「株式投資入門」です。
この著書を参考にしながら、2022年10月に初めて買った株が、モーニングスターでした。
モーニングスターに投資しようと決めた理由は3つです。
- 事業内容が身近だった
- 株価が手ごろだった
- 素人判断だけどこれから成長しそうと思った
【理由1】事業内容が身近だったから
株に投資してみよう!と思ったところで、一体どの企業の株に投資したらいいのかさっぱりわかりません。
そこで、「株式投資入門」に書かれているように、自分にとって身近な企業を順番に探していきました。
その過程で、投資信託を始めた私はモーニングスターという名前をよく目にするようになり。モーニングスターってどんな企業なの?と調べたことが始まりでした。
【理由2】株価が手ごろだったから
次に、「株式投資入門」では、自分が手に汗をかかない金額ではじめる、と書かれています。
自分にとって身近な企業をいくつも挙げた中で、自分が手に汗をかかない金額ではじめられる株価の1つがモーニングスターでした。
【理由3】素人判断だけどこれから成長しそうと思ったから
私が株式投資を始めようとした頃、世間では積立ニーサやiDeCoを始める方が増えている様子でした。私自身も積立ニーサとiDeCoを始めましたし。
モーニングスターの事業はアセットマネジメントとフィナンシャルサービスなので、積立ニーサやiDeCoの普及とともに成長していく企業ではないかな?と素人ながらに考えました。
それからもう一つ。
Twitterでフォローしているシャルさんという方のご意見も参考にしました。
【モーニングスター】の銘柄解説です
— シャル|財務諸表を図解する人 (@zukai_fs) September 22, 2022
株価下落によって配当利回りは前期と同額でも3.6%を超えてきている銘柄
売上高や経常利益は右肩上がりで成長しており、
収益性も非常に高い企業です✨️✨
有利子負債もなく財務も超健全なモーニングスターの業績を解説しました✍#ネオモバ pic.twitter.com/Orm7VwRjFV
この方は、財務諸表のデータをもとにした根拠を提示したうえで、「モーニングスターは良い企業」と判断をされていたので、超投資初心者の私のつたない考えに背中を押してくれました。
投資は1人の人の意見を鵜呑みにするのは危険だと、経済評論家の山崎元さん話していたので、あくまで参考程度に…。
【まとめ】モーニングスターの決算をみて決めたこと
モーニングスターの決算でどんなことを確認した?
- 今の配当利回りが維持できる
- 今後株価の成長が期待できる
これが今後も維持できるかを2023年1月27日に発表された決算短信で確認したことは5つです。
- 配当金の減配はないか
- 配当利回りは下がっていないか
- 配当性向は健全か
- 売上高と営業利益率が前年同期比でどれくらい伸びているか
- フリーキャッシュフローに影響を与えるような大きな投資計画があるか
モーニングスターの決算後株はホールドする?買い増しする?売る?
ホールドします。その理由は下記です。
配当金の減配なし、配当利回り低下なし、配当性向100%越えだが財務状況は健全のため、今の配当利回りは今後も維持できる(または高くなる)
売上高は伸びているが営業利益が少し下がっていてよくわからないのが正直なところ。モーニングスターブランドがなくなることの影響は未知だが、もともと売上比率の高かったアセットマネジメント事業を返還資金を使って拡大していくことはマイナスにはならない・・・かも?
そもそもモーニングスターの株をなんで買ったの?
株式投資を始めるにあたり参考の1つにしたのは「株式投資入門」で、これをもとに株選びをしていきました。
株式投資入門をもとにモーニングスターを選んだ理由
↓↓↓
- 事業内容が身近だった
- 株価が手ごろだった
- 素人判断だけどこれから成長しそうと思った
株式投資は難しそうであったり、怖いイメージがありましたが、少しづつ企業の中身をひも解いていくと、自分でも株の良し悪しが判断できそうで、ちょっと楽しくなってきました。
小難しい数字も、図にするとなんだかカラフルで見やすくて、楽しい感じにみえませんか?
また今後も図を作って、読んでいただいた方にもわかりやすいような記事を書いていきますね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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